2015/03/27

伊勢の宿「いにしえの宿 伊久」のディナーは季節の会席。松阪牛に河豚ちり。


いにしえの宿 伊久 (イニシエノヤド イキュウ) - 五十鈴川/旅館 [食べログ]
http://tabelog.com/mie/A2403/A240301/24012658/

伊勢旅行の宿として、伊勢神宮 内宮近くの「いにしえの宿 伊久」に宿泊しました。
伊勢おはらい町に出るのがすぐで、便利な場所にあります。

夕飯は、5時半か8時で、チェックインの時に確認されます。

食事は1階の「お食事処 祥山」です。
カウンター席や、パーティションで囲まれた半個室等の席があります。
時間に行くと係のヒトが案内してくれます。

コースは季節の会席。この日は2月の最終日でした。
内容は、
一の膳
 茶碗蒸し
 献上土器盛
  平目と筍の和え物
  豚角煮の羽二十餡
  白魚みじんこ粉焼・ひすい一寸豆
  松前漬け
 浅蜊汁
 季節の切り飯 赤飯

二の膳
 造里 鯛・鮪・間八
 赤魚の揚げ出し・海老芋・竹の子
 赤魚の木の芽焼き・牡蠣チーズ焼き
 柚子豆腐

趣肴膳
 松阪牛陶板焼き
 河豚ちり

止肴
 なめこみぞれ和え

〆膳
 てこね寿司
 ふぐ雑炊

水菓子
 フルーツ蜜豆
 桜餅
です。



前菜的な位置づけの盛り合わせは、彩りが綺麗です。
平目と筍の和え物がさっぱりしていて、筍の風味がよかったです
豚角煮の羽二十餡は、角煮はさっぱりですが、餡がほんのり甘く美味しいです。



茶碗蒸しは、口の大きめな茶碗に入っています。
蟹の入った透明な餡が表面覆っています。
タマゴの香りが良くいいです。



季節の切り飯は小豆ごはん。押し寿司っぽく仕上がっています。
浅蜊汁は青のり入りでいいです。



お刺し身は、鯛・鮪・間八です。
鯛と間八はこりっとした食感で身が締まった感じが判ります。
マグロは赤身ですがとろりとしています。

焼物・煮物は選択制。
それぞれ一品ずつ頼みました。



赤魚の揚げ出し・海老芋・竹の子は、ほくっとした赤魚ととろっとした海老芋、食感の違う筍でおいしいです。薄味の仕上げですが、美味しいです。



赤魚の木の芽焼き・牡蠣チーズ焼きは、ほくほくして香ばしく焼かれた赤魚がよりいいです。
牡蠣のチーズ焼きもいいです。

メインは、4品から選べます。
選んだのは、
松阪牛陶板焼き
河豚ちり
です。



松阪牛陶板焼きは、厚めのお肉四枚と壺付けのお肉2枚、あと野菜です。
温めた陶板で焼いて食べます。
松阪牛は焼くと脂がしたたり出てきます。
お肉は柔らかく、肉のうま味がしっかり出ていて、脂もしつこくなくて美味しいです。
壺漬けは甘辛い味付けされた、薄切りの肉になります。
焼くとタレが香ばしく香ってきます。
食べると薄切りですが肉の弾力を感じてしっかり美味しいです。



河豚ちりは、河豚の身4切れとお野菜です。
沸騰した出汁に入れて煮立たせてから食べます。
河豚の身は白く、ほくほくです。さっぱりな味わいでイイです。
具は白菜、エノキ、春菊、長ネギです。
白菜に河豚の出汁がよく染みこんだ印象。
春菊の苦みもいいです。

なめこみぞれ和えは大きめのなめこのみと大根おろしの和え物ですが、ちょっと微妙。

ご飯物も四種類から選べます。
選んだのは、
 てこね寿司
 ふぐ雑炊
です。



てこね寿司は三重県の郷土料理で、魚はマグロでタレでつけ込まれて味付けされています。
タレはさっぱり系で、酢飯とのバランスもいいです。



ふぐ雑炊は、メインに河豚ちりを選んだ場合選択できます。
食べた河豚ちり鍋にご飯を入れるのかと思ったら、別に用意されていました。
大きめの茶碗に雑炊と追加のタレ、奈良漬けです。
雑炊は卵とじされ、タマゴの味と河豚の味がほんのり感じます。
味わいはやはりさっぱり系で、するするっと食べられます。



デザートは、フルーツ蜜豆と桜餅です。
桜餅は、関東のそれではなく、大福のモチが桜味になっている物。
餅が軟らかく、美味しいです。



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