2017/08/24

「チーズ西京焼」と「鱧と野菜の揚げ出し」が秀逸!他の季節も食べてみたい! 銀座「ろくさん亭」

□ろくさん亭 (ろくさんてい) - 新橋/懐石・会席料理 [食べログ]
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13002568/



平日の夜、ちょっと贅沢なディナーで、銀座のろくさん亭に行ってきました。
ろくさん亭は、もちろん、料理の鉄人「道場六三郎」氏のお店です。
前回行ったのは6年前だったので、かなり前です。
もちろん、道場さんが、厨房にいるわけではありませんが、美味しいものが食べたくて、ここに行くことにしました。

行ったのは7時頃。事前に予約していきました。
お店は、8階と9階で、8階に通されましたが、テーブル席はほぼ満席でした。
ただ、すでに食事が終わりかけのお客さんが多く、7時半過ぎにはぐっと減ってしまいました。
ご出勤の同伴だと食事の時間が早いようです。

奧のテーブル席に通されて、お食事開始。
一応、アレルギーなどについても確認されます。

注文したのは、
ろくさんコース 水無月料理 12,000円
です。

コースは、一つしか無いし、予約時に確認されているので、すぐに食事が提供されます。

前菜


まず、前菜盛り合せです。
蓴菜海蘊
チーズ西京焼
海老アスパラみそ
蛸柔らか煮
鮑冬瓜ふくませ
茗荷寿司
トマトワイン煮

なんと言ってもココの名物、チーズ西京焼が、美味しいです。
西京味噌で焼かれているようですが、チーズケーキのようにほろっとしてさっぱりしていながら、コクをしっかり感じます。
ちなみに、このチーズ西京焼はお土産にも鳴ります。

海老アスパラみそは、柔らかいアスパラがお味噌の味わいをまとっています。

蛸は柔らかく、甘く味付けされています。

鮑はやわらかくて、食感が烏賊のようです。

面白かったのが、茗荷寿司。
にぎりの酢飯に、茗荷と鯛がのっています。
食べてみると茗荷のさわやかな味わいと、鯛の味わいがしっかりしています。


碗物


お椀はアイボリーのキレイな器。
開けてみると、帆立しんじょう、もろこし、どんこ、青葉、金箔がのってなんとも華やかです。
もろこしはやわらかく、ふわっと優しい甘さを感じます。
帆立のしんじょうは、とろっとして帆立の味わいが強く出ています。
また、しろい汁はお出汁が効いていながら、ほぼポタージュです。

刺身


お刺し身は、烏賊、鰹、鰺です。
ワサビと、生姜用のそれぞれのお醤油が用意されます。
烏賊は、ねっとり、舌の上で甘みが強く感じます。
鰹は新鮮なのが判る感じ。切った角がたっています。
とろみを感じながら、脂がしっかりして美味しいです。
鰺は、良いテカリですが、思いのほかさっぱりした味わいです。

焼物


焼物はトマト丸ごとの姿焼き。
トマトをくり抜いて、海老、蜂の巣、アサリ、タマネギ、きの子、亀甲餡掛がはいっています。
トマトの皮はしっかりした酸味、なかの海老やアサリのプリッとした感じや、タマネギのシャキシャキ感など、色々な味わいと食感を感じられます。


揚げ物


揚げ物は、鱧と野菜の揚げ出しです。
野菜は、茄子、ズッキーニ、枝豆、豆腐です。

鱧を食べると夏だなぁと感じますね
ふわっとしていながら、コリコリした食感も感じる鱧は美味しいです。
薄い衣と出汁の味わいをよく吸っています。
茄子とズッキーニには柔らかく、枝豆はぷりっとしています。
豆腐は金沢の豆腐だそうで、弾力があります。

強肴


メインは、選択制です。
金目の煮付けにも興味があったのですが、ココはやっぱりお肉が食べたいと思い、
黒毛和牛ヒレ肉
を、選びました。

黒毛和牛ヒレ肉は、焼かれた石の上にのって出てきます。
サイコロ状のお肉で、四つほど。ソースは赤味噌と胡椒を和えた物です。
お肉は柔らかくジューシーで、さっぱりしていながらそのままでもお肉のうま味を感じます。
ソースは、赤味噌の塩っぱさと胡椒の辛味が結構強め。
この胡椒がお肉のうま味をより高めている感じ。

添えられているのは、ポテトサラダとマイクロトマト、グリーンロメインっぽいのです。
で、このポテトサラダは普通のポテトサラダとは違い、なめらかなマッシュポテトと、コリコリした食感の残ったキュウリ、ほのかな甘みと塩気で、さらに石の上にのっているため少し温められ何とも美味しいです。


食事


食事も、選択制です。
選んだのは、
糠鯖茶漬け
本日の釜飯(小鮎)
です。

食事は分けて出してくれまして、その配慮にも感謝です。

まず、糠鯖茶漬け。

これは、「へしこ」つまり、鯖を3年糠漬けにしたものを刻み、ごはんの上に乗せたお茶漬けです。
ただ出てきてびっくりしたのが、茶碗一杯に緑色。
食べてみるとこれが、シソの葉を刻んだ物だと判りました。
シソのさっぱりした味わいに、中から刻んであるとは言え、糠鯖のガツンとした味わいが強くきます。
塩っぱいながら、コクがあり、ごはんをさらさら食べられる感じで良いです。

本日の釜飯は、小鮎でした。

小さめの鮎を一匹と千切りゴボウを、釜に入れ注文してから炊き上げます。
店員さんが炊き上がりを見せてくれてから、取り分けてくれます。
食べてみると、鮎の身がほくっとして、ごはんに絡んでいます。
時々内臓か頭の部分に辺り、結構強めの苦みを感じます。
ゴボウのコリコリした食感が、アクセントにもなっています。
釜飯には、赤味噌のお味噌汁が付いています。
お麩となめこのお味噌汁でホッとしますね。

水茄子


食事と一緒に出された、漬物、水茄子は、氷の上にのっていたのですが、食べてみるととろりとした食感で、あまく何とも美味しかったです。

水菓子


デザートは、
牛乳プリン 種なし葡萄、麩
我が家のみつ豆
です。

牛乳のプリンは生クリームは強めであまくぷるんとしたプリンです。
皮なし葡萄と、お麩の食感が面白いです。
みつ豆はあまいです。

店員さんのしっかりしたサービスで気持ち良く食事も出来ました。

ごちそうさまでした



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