2010/06/24

古民家レストランで創作和食

滋賀県大津の石山寺近くで地元食材中心の創作和食料理と紹介され気になったレストランです。

当初、ディナーの予約をと思っていたのですが満席で、ランチで利用しました。

古民家を改装した店は、外観も綺麗で内装にも凝っています。
通されたのは個室で、床は土間?な感じですが落ち着いた雰囲気で良いです。





注文したのは、5250円のランチコースです。

まず、先付け5種。
低温で蒸した地鶏
芋茎のトリュフソース
高知のローストトマトと白身魚のトマト締め
新玉葱のくずオリーブ添え
川エビのせんべい



地鶏は柔らかくさっぱり系です。
特にローストトマトが甘酸っぱく良い感じ。
トリュフソースは味が濃く印象的です。
川エビのせんべいは、ぱりぱりで香ばしかったです。

鱧と梅風味玉子豆腐茶巾
梅がほんのり香る卵豆腐とハモ。鱧は今年初めてだったのでうれしかったです。
お吸い物はほっとします。鱧は柔らかく口の中でとろける感じ。
鱧に乗っている花は、柚子の花です。食べられて、柚子の香りもしっかりします。



あさりの飯蒸しと叩き木の芽
茗荷の香りがとても良くさっぱりした堅めのお粥のようです。
うすい豆がこりこりしていて美味しいです。



落花生オイル焼き
新小芋、ホワイトアスパラ、小茄子、スナックえんどう、えんどう豆麩を焼いた物で落花生のソースが独特の風味を出しています。
茄子が香ばしくかなり美味しかったです。



若鮎の塩焼き
鮎は頭からがぶりと全部食べられます。
内臓の苦みや白身の焼けた香ばしさがとても良いです。



新ジャガと角煮
角煮はクラブハリエのバームクーヘンを食べて育った豚さんのお肉でした!これ食べたかったんです!
お肉は柔らかいのですが筋がしっかりしていて噛み応えがあり、さっぱりして美味しいです。
新ジャガも柔らかく、ほくほくした感じがイイです。



空豆とじゅんさい和え物
箸休めです。じゅんさいの入った冷たくちゅるりとした食感の和え物。
空豆が爽やかで風味を良くしてくれます。



生姜の炊き込みご飯と味噌汁、漬け物
一番期待していた炊き込みご飯です。季節で変わるのですが、一番食べたかった生姜だったので嬉しかったです。
釜炊きされたご飯は、生姜の良い香りが広がります。お米のつぶつぶ感と生姜のシャキシャキした食感が良いですが、味わいは普通な感じでした。



デザートは、ワインソースに絡めた果物。
メロンの甘さとワインの風味が合わさって大人の味。



結構お酒が強いので、要注意ですw

全体的に食材の持ち味をやさしく表現した料理で、ほっとする味わいでした。
サービスは頑張っている感がありますが、ちょっとちぐはぐな部分もあります。
クレジットカード不可、お手ふきがかび臭い、エアコンの効きが悪い点が残念でした。