薪の音 (【旧店名】 むかい野) - 城端/フレンチ [食べログ]
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一面の雪景色の中で、フレンチランチ
富山県城端のオーベルジュ「薪の音」でランチをしてきました。
薪の音はオーナーの山本氏がテレビ番組「ソロモン流」で紹介され、とても気になっていた所です。
事前に予約をしていました。
薪の音は、城端駅から車で5,6分のところ
お店は村の外れで、農家という感じです。
前日に結構雪が降り、周りが真っ白になっていました。
入口に近づくと、お店の人が中から出てきて案内してくれました。
中は土間風で和の内装は落ち着きます。
奥の個室に案内されました。
ランチのコースは一つで、
城端コース ¥5,000(税込み)
です。
料理はベースはフレンチですが、和食のテイストも入れた創作系だそうです。
まず一品目。
前菜三点盛りで、
・たまねぎのパイ
・鰤の燻製
・そば粉のクレープ カニとアボカド
です。
タマネギはじっくりじっくり炒められていて、甘いジャムのようになっています。
さくさくのパイ生地は秀逸。
鰤は氷見産だそうですが、今年は鰤は不漁とのことです。
食べた鰤は燻製のためうま味に香ばしさがのっており、とろりと美味しいです。
ワサビの風味も効いています。
そば粉のクレープは、カニとアボカドが巻かれていて、このかにの味わいが強く美味しいです。
アボカドのとろみとさっぱり感もさわやかで美味しいです。
パンは自家製の丸パン。柔らかくて生地のきめが細かいのもいいです。
食べてみると小麦の味わいが強くて、粉がしっかりしている感じでです。
ガーリックオイルにつけて食べるとコクが出て美味しいです。
二品目のサラダは、温野菜と白菜のババロアと小松菜ソースです。
温野菜は、青梗菜、カブ、大根、サツマイモ、キュウリ、トマト、かぼちゃのペーストです。
やさいはそのままでも食べられますが、ガーリックオイルにつけてもいいです。
シャキシャキした野菜は美味しいです。
かぼちゃのペーストは、かぼちゃに何も足していないそのままの味わいでした。
ほのかな甘さがいいです。
さて、びっくりだったのが、白菜のババロアと小松菜ソースです。
グラスに入った白い部分が白菜のババロア、上の緑の部分が小松菜です。
小松菜のソースには茎も入り独特の苦みも感じますが、さわやかです。
中の白菜のババロアはゆるくスープのようです。
食べてみると確かに白菜の味わいを感じ不思議にいいです。
スープは、ごぼうのスープと、口直しの干し柿・生ハムです。
ごぼうのスープは熱いです。ごぼうの味わいが強くそれでも臭みがなくて美味しいです。
干柿は自家製だそうです。生ハムとあわせるように薄くスライスされていて、甘い干柿の味わいをしっかり感じます。
生ハムは塩気が強いものですが、干柿とあわせるのでちょうどいいです。
メインの魚料理は、タラのソテー ズワイガニのソースです。
アワアワのがズワイガニのソースです。
ズワイガニの味わいが強い濃厚なソースで泡なのでふわふわしています。
中の鱈のソテーはやわらかく、白身の魚で締まっているため、かにのソースに合わせるのにいいです。
また、角切りのカブが入っていてシャキシャキした食感を与えてくれてアクセントになっています。
長ネギは甘く味わいを変えるのにいいです。
メインの肉料理は、牛か豚を選択できます。
牛は「氷見牛のグリル」です。
氷見牛のステーキが5切れほどで、ソーメンカボチャとタマネギのソース、里芋のサワークリームソースがかけられています。
氷見牛は少しスジっぽく柔らかいですが、切れにくい感じ。
噛むと脂の甘みを感じます。
タマネギの甘いソースと合わせて美味しいです。
ソーメンカボチャはグリルされていますが、ほろほろと崩れる感じで面白いです。
豚は「城端豚のグリル」です。
タジン鍋に入ってきて、量もボリュームがあります。
お肉はトロトロで柔らかく、甘辛いソースにからんでうま味がいいです。
たっぷり食べられるのもいいですね。
メイン料理には、ご飯と味噌汁が付きます。
ご飯は地元のお米でつやつやして甘みがあり、美味しいです。
お味噌汁は、豆腐、なめこ、三つ葉で、さっぱりしたい味わいです。
デザートは、5種類くらいから選べます。
選んだのは、
アップルパイ
フォンダンショコラ
です。
アップルパイは前菜にも出たパイ生地でサクサクです。
中にトロッとしたリンゴが入っていて、リンゴの甘さで美味しいです。
添えてあるバニラアイスもシャキシャキして美味しいです。
フォンダンショコラは、割ってチョコレートが流れ出すのを期待したのですが、流れ出ませんでした。
しかし、スポンジチョコが濃厚で甘くもったり美味しいです。
ドリンクは、コーヒーを選びました。
さっぱり飲みやすいコーヒーでした。
ホントは、お茶とデザートでゆっくりしたかったのですが、列車の時間があったので残念。
最後はばたばたしてごめんなさい。
とても美味しかったので、また季節を変えて食べに来たいです。
ごちそうさまでした。