2011/09/08

夏休みに小布施と軽井沢

今年の夏休みは「避暑」がテーマで、長野県の小布施と軽井沢に行ってきました。

初日

月曜日の朝、自宅を出発。
首都高から高速道路を経て、約3時間で長野ICへ。

まず、「戸隠」にむかいます。
目的はもちろん蕎麦。ついでに戸隠神社です。

戸隠には、長野ICから浅川ループという急カーブの道と、バードラインという高原の道を通ってたどり着きます。
この約1時間のドライブは、車を運転するにはなかなか楽しい道でした。

まず、戸隠神社 宝光社、日之御子社、中社を散策。
日之御子社は、天の岩戸で踊った神様が祭られているそうで、ちょっとおもしろかったです。



目的の蕎麦を堪能してから、戸隠神社 奧社を散策。
奧社は、入り口となる大鳥居から、参道を30~40分歩いた山深いところにあります。
距離は約2kmで、杉並木の参道は気持ちが良いのですが、中間地点の随神門を過ぎると上り坂や石段になりきつくなってきます。
奧社は、険しい山の中腹にありますが、見上げるとさらに山が連なっています。
周りは緑も多く、風がさわやかでした。しばし休憩。



奧社からもどり、また蕎麦を食べた後、お宿のある小布施へ。
小布施までは、一般道で約1時間半ほどでした。

小布施では「枡一客殿」に宿泊。
桝一客殿は、小布施の栗菓子屋「小布施堂」の宿で、2007年にオープンした割と新しい宿です。
外観は、蔵造りの和風建物ですが、内容は洋風ホテルでした。



この日に泊まったのは、書斎型の部屋。
ベッドルームに、キングサイズのベッド、52インチプラズマテレビ、デスク、ソファー等です。
冷蔵庫には水、ジュースなど入っていて、飲み放題です。



書斎型のメインである、デスクは重厚で立派な作りの机。
かっこいいライトや、おしゃれな携帯・iPhone等のマルチ充電機器もありました。
LANコンセントもありインターネットも可能です。

クローゼットと水周りは入り口付近に集約。
洗面台は、ステンレスでちょっと学校のようです。
タイル張りの浴室は、シャワーと天井からのレインシャワー、強化ガラスで出来た浴槽など、独特な雰囲気です。
強化ガラスの浴槽はお湯を張ると水槽のようです。
アメニティーのシャンプー類はロクシタンで高級感があります。
また、タオルが豊富に置いてあったのも好感が持てました。



夕飯近くのレストランで栗おこわを食べ、部屋に戻った後は、テレビを見たり音楽を聴いたりして過ごしました。

2日目

朝はゆっくり起床。
食事はホテル系列のレストランでブレックファーストです。



食後、小布施の街を観光。
戦国武将福島正則の菩提寺で、葛飾北斎の天井画がある岩松院や、北斎の浮世絵や肉筆画が展示されている北斎館、農産物直売所、地元スーパー、おみやげ物屋さんを観てまわりました。



カフェでゆっくりした後に宿に戻りました。

この日は、宿内で部屋を変更。
リラックス型という、部屋に移動しました。
こちらの部屋は、基本的な構成は書斎型と変わりませんが、プライベートテラスがあったりソファーにオットマンが付いていたりと、より居心地の良い演出がされていました。



夕飯は、朝食と同じレストランで、茄子のコース料理を食べ、その後は、ライブラリで借りた本を読んだりして過ごしました。

3日目

この日も遅めに起床。
朝食を済ませた後、12時にお宿をチェックアウト。
小布施のお土産物を買ってから、軽井沢に移動しました。

約1時間半で、お宿のある中軽井沢に到着。
外に出てみると、少し雨も降っていたせいか、涼しく半袖だと寒いくらいでした。

軽井沢ではまず、「ホテル ブレストンコート」に宿泊。



ブレストンコートは、ヴィラ中心のホテルで、森の広大な敷地にヴィラが点在しています。
頼むと車でヴィラまで送迎してくれます。



泊ったのは、テラスヴィラタイプの部屋。
ダブルベッドと、ソファー、クローゼット、水周りがワンルーム内に配置されています。
内装も白中心で清潔感がありますが、ちょっと古く高級感がすくないです。
イメージとちょっと違ったのがお風呂でした。
冷蔵庫や食器・CDプレーヤーが入る棚でベッドと仕切られていますが、独立間が少なく、ちょっと残念な感じ。
また、ゆっくりした時間を過ごすのがコンセプトで、部屋にはテレビがありません。
CDプレーヤーでは、FMは聞くことができました。
テラスにはテーブルセットがあり、部屋にはそれようの座布団やブランケットも用意されて嬉しい心配りでした。



一段落後、近くのハルニレテラスまで散策。
ハルニレテラスでお店を一通り覗いた後、ブックカフェでゆっくり珈琲を飲みました。
窓の外に見える森が深くすがすがしさを感じます。
そのままハルニレテラス内のベーカリー&レストランで夕飯を済ませ、無料のシャトルバスでホテルに帰りました。



4日目

少し早起き。
朝食はホテルのレストランでビュッフェ形式でした。
窓側の席に案内され、深い緑を観ながらさわやかに食事ができました。



食後、早めにチェックアウト。
「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」でお買い物に行きました。
平日のため、渋滞もなく15分ほどで到着しました。
プリンスショッピングプラザは、広大な敷地に店が点在しているので見てまわるのが大変です。
見に行く店を決めて効率的に廻ったつもりですが、約3時間たっぷり時間がかかりました。
買ったのは、Tシャツと秋物のシャツを一枚ずつ。あまり戦利品が無くて残念でした。

旧軽井沢側のカフェでお茶をしてから、お宿へ。

軽井沢2泊目は「星のや 軽井沢」に宿泊。
星のやは、ブレストンコートの系列店なので、荷物は部屋から部屋に運んで貰っておきましたので手ぶらでチェックインです。
チェックインは、宿から車で5分ほど離れた「星のや 軽井沢 レセプション」で行います。
車から離れて非日常を演出しているそうです。

スタッフの車に乗り、宿に案内されました。
「星のや」は全体を「集落」と呼び、山間の隔離された場所に、山間の池と川を囲むようにヴィラが立ち並んでいます。
この集落は宿泊者以外立ち入り禁止になっています。

泊まったのは「水波の部屋」というタイプの部屋。
部屋は、寝室とリビング、テラスに分かれています。
寝室は広く、ベッドとテーブル等があります。
内装はウォールナットの建具で統一され、落ち着くインテリアで良いのですが、全体的に照明が暗くなっています。
また、こちらもテレビがありません。

リビングは、掘りこたつ型のテーブルとクッション座布団です。
小窓から、湖面を眺めることができます。



テラスはリビングの隣です。
広く、ソファーとテーブルがあり、外の空気を浴びながら、集落の風景を眺めらます。
ただ、テラスから外を眺めると、他のヴィラと目が合ってしまって、恥ずかしい面も。
プライベート感が少ないのが残念でした。



部屋のお風呂は温泉ではありませんが、檜風呂で香りが良いです。

集落の中心部分に「集いの場」と呼ばれるメイン棟。
遊歩道で集落を散策しながら、集いの場に行きました。



集いの場には、フロントやレストラン、ライブラリラウンジ等があります。
ライブラリラウンジには、本や新聞があり、珈琲・紅茶、お菓子が無料です。
無線LANも完備されているので、ネットをしたり、本を読んだり小一時間ほどゆっくりしました。



ホテルの温泉は、「トンボの湯」。
集落の外で一般のお客さんが来ますが、星のやの宿泊者は無料でタオル・アメニティも用意されるので、手ぶらで行くことができます。
また、メイン棟から車で送迎もしてくれます。
トンボの湯は、内湯や露天風呂、サウナもあります。
露天風呂は広く、森と空が見え気持ちよかったです。
あまり熱くありませんゆっくり入るとかなり暖まりました。
帰りは、トンボの湯の隣にあるカフェ「ハングリースポット」で車をお願いし、部屋まで送ってくれました。

夕食後、集落内の「メディテイションバス」へ。
メディテイションバスは、24時間営業のスパです。
部屋が近くだったので、夜、歩いて行けました。
スパは、打ち湯、光の内湯、闇の内湯、サウナという構成で、光と闇のお風呂で五感を休ませるというコンセプトだそうです。
お風呂どうしがトンネルで繋がり、ちょっと洞窟探検みたいでおもしろかったです。

5日目

ゆっくり起床。
外は台風の影響で大雨でした。
部屋のお風呂に入っていたら、雨が止んだので、集落を散歩がてら、フロントへ事前清算にいきました。

部屋に戻ってからは、珈琲を飲みながら外を眺めゆっくりした時間を過ごしました。

チェックアウトは12時。
フロントにお願いして、駐車場まで送ってもらいました。

ココでちょっと問題になったのが帰り道。
台風の豪雨の影響で、上信越道と関越をつなぐ藤岡ジャンクション付近が通行止めになっていたこと。
道路交通情報センターに確認しても復旧の見通しが立たないと言うことでしたが、とりあえず出発しました。

ランチは、中軽井沢のベーカリーカフェ。
その後、農協の直売所、地元スーパーで食材を買い物をした後、高速に乗って東京に向かいました。



横川SAで夕飯用の峠の釜飯を買ったりして、時間調整しましたが、通行止めが解除されませんでした。
しかたがないので、いったんで一般道におり東京方面へむかいました。
途中、通行止めが解除されたとの情報が入りったので、無事高速道路に戻れました。

その後の高速道路・首都高は順調で、18時頃自宅に無事到着しました。

車から降りてまず思ったのは、「東京は蒸し暑い」でした^^;
やっぱり軽井沢は涼しいですね。

最後は台風に若干影響を受けましたが、なかなかの夏休みでした。