銀座 小十 (ぎんざ こじゅう) - 銀座/懐石・会席料理 [食べログ]
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銀座の懐石料理店「銀座 小十」でランチを食べてきました。
「銀座 小十」は、あのご主人がいる人気の懐石料理店です。
事前に予約を入れたところ、ご主人は海外出張で不在とのことでした。
場所は銀座5丁目、並木通り沿いの雑居ビルの4階です。
エレベーターを降りると、玉砂利と飛石がしつらえられた店内でした。
たくさんの方に出迎えられ、右手側カウンター席に案内されました。
注文したのは昼のコースです。
内容は季節とその日の仕入れで変わるとのことです。
アレルギーや苦手な食材は予約時に確認されています。
飲み物ですが、お酒が苦手なので温かいお茶をお願いしました。
お茶は、料理が変わるたびに取り替えてくれます。
そのたびに、異なるお茶、湯飲みで出てくるので楽しかったです。
途中で出た玉露のお茶がすごい美味しかったです。
一品目は「ムラサキウニと湯葉のすり流し」です。
グラスの豆乳の中にたっぷりのウニと湯葉が入っています。
豆乳は濃い味わいですが、不思議とさっぱりしています。
普通の豆乳よりもとろみが強いです。
ウニはまったりして濃厚です。
口の中でその甘さが広がり蕩けていきます。
湯葉はつるつるした食感が良いです。
次は「鮑と野菜の和え物」です。
大きなアワビとアスパラ、空豆、ベビーコーン、トマト、ナスです。
アワビは3時間じっくり蒸らしたもので、食べてみると口の中で蕩けます。
こんなに柔らかいアワビを食べたのは初めてです。
ただ柔らかいだけでなく、うまみがぎゅっと詰まっています。
野菜は、それぞれ個別に調理されていて最後にあわされたそうです。
アスパラ、空豆、ベビーコーンはしゃきっとした食感がいいです。
トマトは酸味と甘みが美味しいです。
なすはとろとろで出汁をしっかり吸って美味しいです。
器が可愛いのもポイントです。
お椀は「車海老のしんじょう」です。
大きなしんじょうと、椎茸半身、ジュンサイです。
車海老のしんじょうは練り物の分が少なく、ほぼ車海老。
海老のみのごろごろで構成されているイメージで、プリプリの食感が良いです。
海老のうまみを存分に感じられます。
ジュンサイは広島産のものだそうです。ちゅるっとしてコリコリした食感は楽しいです。
で、椎茸。実は私は椎茸が苦手。
なのですが、意を決して食べてみたところ、椎茸っぽい食感も臭いもなくすっと食べられました。
椎茸を美味しいと思ったのは初めてです。
お造りは「イカ、カツオ、マコガレイ」です。
イカは食事中に、目の前のカウンターで仕込まれていました。
丁寧に包丁で切れ目を入れていました。
そのイカは口に入れてみると、ねっとりした食感から旨みを出しながら、舌の上で溶けていく感じです。
その溶けていく感じはびっくりです。
カツオはとろっとした舌触りに弾力のある歯ごたえ。
カツオの旨みがしっかりしています。
マコガレイは塩竃産で、前日に塩釜港であがったそうです。
コリコリしていながら柔らかでさっぱりした味わいが良いです。
それぞれ、すだち・塩と自家製ポン酢で食べます。
また、飾りでついている、極細のツマや生のり、キュウリも美味しいですので、残さず食べてほしいです。
この時期のメインとなるのが「若鮎の塩焼き」です。
入店時、生きている鮎が串打ちされるのが見え、炭火でじっくり40分焼かれたものです。
鮎の大きさは15cm程度と小さめの鮎を選んでいるとのこと。
この鮎を独特なS字状に串打ちすることで鮎全体に火を通す事ができるそうです。
頭は鮎全体の脂が集まるようにし唐揚げのように、身は塩焼きで一番火を当てふっくら、尻尾は遠火で焦がさないように仕上げているそうです。
この部位毎に焼き方を調整しているそうです。
頭から食べるように指示され、食べてみると、まず頭はサックサクです。
身はふっくらして身の旨みと肝の苦みのバランスが良くて美味しく食べられます。
尻尾もさくっとして、残さず食べられます。
一人3匹食べられます。至福の時間でした。
揚げ出しは、ハモ、賀茂なす、満願寺唐辛子、大根おろしです。
今年初ハモです。
ハモは湯引きされたものに衣を付けて揚げています。
ほくっとして、こりっとしたハモの食感に衣と出汁がよく絡んで美味しいです。
賀茂なすは、京都上賀茂神社の委託を受け生産されている農家から仕入れたというもので、由緒正しい賀茂なすだそうです。
賀茂なすは大きくて、食べてみるとしゃきしゃきしていて、山芋の様な食感。
しかし、出汁をよく吸いなすの皮の味わいもしっかりして美味しいです。
満願寺唐辛子は大きなピーマンのよう。辛さはあまり感じませんでしたが、独特の苦みを感じました。
お食事は、うな丼、お新香、油揚げの味噌汁です。
うな丼の鰻は、琵琶湖の天然大鰻です。こを炭火でじっくり焼いたもの。
鰻丼ですが、ご飯が少なく、鰻まぶしのようです。
鰻の蒲焼きは、タレがしっかり焼かれ香ばしい香りです。
ちょっと焼きすぎの部分もあったのは残念ですが、食べてみるともちっと柔らかく、ほくほくふわっです。
タレが付いたご飯も美味しいです。
油揚げのお味噌汁、漬け物も美味しいです。
デザートは3品、マンゴーシャーベット、ゴマのブラマンジェ 抹茶ソース、ビワのコンポート アメリカンチェリー 梅のゼリーです。
マンゴーシャーベットはとろり濃厚でなめらかさが際立ちます。
甘さがしっかりあり美味しいです。
ゴマのブラマンジェ 抹茶ソースは、抹茶のソースが多くブラマンジェが見えませんw
ブラマンジェはもちろんなめらかで、ごまの風味が強く出て、抹茶の味わいと絡むといいです。
ビワのコンポートは、しゃりっとしたびわの食感が良く梅のゼリーのお酒感の強さもあります。
アメリカンチェリーは酸っぱさがいいです。
食事中、最初から最後まで料理長が付きっきり。
食材の産地から、料理方法などいろいろ楽しく話してくれました。
基本的にどれも美味しくて、丁寧に作られていることは分かります。
ただ、価格とのバランスを考えると、何度も行ける感じではありません。
2015/08/03
「銀座 小十」 40分じっくり焼かれた、若鮎の塩焼きが絶品
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