2009/11/11

謎の蕎麦屋

そば助 - つけ麺、つけそば(田町)
http://r.tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13091986/

JR田町駅近くの港区三田図書館近くにある不思議な蕎麦屋さん。



間口が扉ひとつだけで、2階にある店らしいのですが通るたびに気になっていました。
その原因は、営業時間が平日の11時から14時と極端に短いこと。
さらに一度平日店に行ってみたのですがなぜか1時間待っても開店しませんでした。
(後日この期間、休業していたとわかりました)

で、先日、この店でやっとそばを食べられることができました。
11時のオープン時間に行くと、店員さんが入り口でOPENの看板を出していました!
店はやはり2階で、階段を上って店に入ると、壁は黒でオープンキッチン、ジャズが流れるおしゃれな空間なのです。
席はテーブルのみで椅子のない立ち食いスタイル。



注文も独特。入り口のカウンターにカップと小銭が入った箱があり、注文後自分でお金をいれおつりを取ります。
900円の肉そばを頼んだら、1000円札をカップに入れて、小銭入れから100円を自分で取るといった具合。

そばはゆでた後、氷で閉め味付けされた豚バラ肉と刻みネギ、刻み海苔をのせて完成。
丼は割と大きくたっぷりです。そばつゆは甘辛で中華味のような感じ。かなり独特です。



食べてみると、蕎麦は田舎蕎麦のような感じで固め。お肉には胡麻がたくさんかけてあり、風味が良いです。
肉をタレに付けて食べると、甘辛のつゆにお肉が絡み中華すき焼きを食べてる感じ。
ただ、たれの辛さと肉が多いため蕎麦の風味を楽しむような物ではありません。固めのそばの食感を感じるだけでしょうか。



テーブルには生卵がおいてあるので自分でとって入れます。特に説明もなかったのですが・・・。
生卵を入れると豚肉に絡まりタレを付けて食べるとさらにすき焼き度が上がります。



蕎麦の〆はそば湯ですが、これもテーブルのポットがそれでありつゆに入れます。
そば湯は普通ですが、甘辛のつゆが飲みやすくなりほっとします。

全体として難しい味わい、そばの主張の無さで評価が分かれそうですが、他にないおもしろいそばだと思います。
店員さんの愛想と営業時間がもっとよければ・・・。