2011/07/27

あこがれの鉄人の店

ろくさん亭 ろくさんてい - 新橋/懐石・会席料理
http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13002568/

言わずと知れた、和の鉄人「道場六三郎」さんのお店。
すでに本人がキッチンに立つことはないらしいのですが、月替わりで変わるメニューは本人が考えているらしいので、ちょっと奮発して食べに行きました。

平日の夜8時の予約で、行ってみると、他に4組のお客さん。
それほど混んでいる感じではありませんでした。

注文したのは、
ろくさんコース
です。

記念日であることを伝えてあったため、乾杯の甘いジュースをサービスしていただきました。



前菜は、大皿に、
海素麺三杯酢
チーズ黄金焼
メカトロ西京焼
蟹すだれ巻
えぞつぶ貝有馬煮
鱧寿し
プチトマトワイン漬
です。



どれも一口サイズで、たくさん並んでいると華やかに感じます。
特に美味しかったのは、海素麺三杯酢。
もずくのようですが、海苔のような香りがして、食感はこりこりした感じ。
お酢は薄めでさっぱり飲めます。
また、チーズ黄金焼が香ばしくケーキのような味わいで何ともよかったです。



御椀は、「牡丹鱧 新じゅん菜 青物 柚子」です。
薄味のだし汁に、風味の強いハモでゆずの香りが良いです。
ジュンサイのトロ・こりこりもいいです。



差味(お造り)は、「囲い冬瓜 夏河豚 湯引き 薬味 ぽん酢、殻付雲丹」です。
砕いた氷の上にのせられた、冬瓜のお皿に湯引きのふぐがのっています。
ふぐはこりこりで、ポン酢の酸味がよく引き出されます。
ウニは青森産で、甘く全く臭みが無いそれはかなり美味しく、ウニが苦手な私でも食べられました。
舌の上でとろける感じが良いです。



焼物は、「ストーブ釜焼き 皮豚・蜂の巣・筋・わらび・蒟蒻 五種野菜ソース クリームチーズ」です。
ストウブ ピコ/ココット 10cm 鍋で作られたお肉・野菜のたくさん入ったラタトイユ風と言えばいいのか。
トマトベースで、豚の顔の肉、牛の腸、牛すじとたくさんの野菜です。
上にかかったクリームチーズが全体をまとめ何とも不思議な料理です。



煮物は、「鮎素麺 茄子オランダ煮 おくら」です。
鮎の甘露煮は頭まで食べられるくらい軟らかく煮られ、苦みはありますが美味しいです。
素麺は堅くしっかりしたもの。
茄子を揚げてから煮るのオランダ煮と言うそうです。さっぱりしています。



強肴は、メニューから一人一品を選びます。
選んだのは、
和牛料理(ローストビーフ)
活魚料理(赤魚鯛の煮付け)
です。



食事もメニューから一人一品です。
深川飯と自家製手打ちそばを選びました。



自家製手打ちそばは、そば二八か外一と思われそば粉の風味が強くなく普通な味わい。
ただ、汁が普通のかえしを使った汁と、昆布だしを使った物がでてきて、昆布だしの汁がさっぱりして結構良い。
もちろんそば湯を入れて〆に飲めるのですが美味しいです。



深川飯はアサリの炊き込みご飯。
注文してから、お釜で炊かれます。
ぷりぷりして大きなアサリがはいり、結構さっぱり味で美味しい。
茶碗4杯分くらい入っていました。



デザートは、2種類。
「無花果 ヨーグルトソース ブルーベリー」は甘酸っぱいイチジクと、とろみのあるヨーグルトソースの組み合わせが絶妙なデザート。
ヨーグルトがかなり美味しいです。



「マスカルポーネ汁粉 蓬麩 紫蘇の実」は、マスカルポーネクリームチーズと牛乳をベースにした汁粉。
生麩が豆腐のようでかなり甘くなっています。マスカルポーネよりも牛乳の感じがつい良いです。



記念日用のデザートは季節の果物の寒天、シャーベットです。
果物はいちご、ブルーベリー、メロンで、寒天で固められ、シャーベットの上にのっています。
酸味のあるシャーベットがかなり美味しいです。

ちなみに、記念日用のジュースとデザートには追加料金なしでした。
同居人も満足で、安心して食べられる創作和食ですね。