2011/04/25

横浜の牛鍋

太田なわのれん - 伊勢佐木長者町/鍋(その他)
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14001847/

すき焼きの原型になったとも言われている、横浜の牛鍋。
以前から知ってはいたのですが、なかなか食べる機会がなかったのですが、TVでも紹介されて食べたいテンションが高まり、行くことになりました。

事前に予約して、土曜日の昼にお店に行きました。
お店は、最近立て直したとはいえ、和風建築で趣があります。
広いロビーには、この店のトレードマークともなっている漫画家 横山隆一の「牛鍋を食べるフクちゃん」の絵が飾られています。
この絵は、割り箸の巻き紙にも印刷されていました。

畳敷きの部屋に案内され、中庭を眺めながらの食事となりました。

食べたのは、
牛鍋御膳 7,870円
です。



小鉢は、牛のそぼろです。野菜にのせてたべます。
肉を醤油で煮込んだ香ばしい味が濃くおいしいです。



また2皿目の空豆は柔らかく胡麻風のソースがさわやかで良いです。



吸物は、浅蜊のシンジョウ。
上に乗っている緑色のものは生麩で、その下に浅蜊がゴロゴロ入ったシンジョウがあります。
すり身になっておらず、浅蜊の食感味わいをよく感じられます。
かなり美味しく気に入りました。



牛鍋は、ぶつ切りの牛のすじ肉と赤味噌を鉄鍋に乗せ、七輪で暖め始めた状態で運ばれてきます。
一度、2/3のお肉を別皿に移し、しらたき、ネギ、椎茸をのせて焼いていきます。
鍋は仲居さんが途中までつきっきりで、肉を焼いて野菜をのせ、良い頃合いになったら、仲居さんが生卵をといだ器に盛りつけてくれます。



牛肉はサイコロ状で、大きくかなり柔らかいです。す。
卵の甘みと味噌が焼けた香ばしさ、肉の脂などが絡まりなんともおいしいです。

2膳目は、卵の味が少なくなり、より赤味噌が引き立ちます。

3膳目以降は七輪から鉄鍋が下ろされ、自分でとりわけ食べられます。
鉄鍋にこびりついた赤味噌を木べらですくい、ごはんにのせて食べるのですが、赤味噌のコクと牛肉からしみ出した脂があわさり、香ばしく良いごはんのお供になります。



水菓子は、ミカンのシャーベットで、ザクロ実も一つ乗っています。
味は薄味でほのかにミカンの香りがしてさっぱりです。